口唇ヘルペスの感染経路はどこ?キスから移るの?

口唇ヘルペスは人から人へと感染することももちろんありますが、それだけではなく、急に口唇ヘルペスができたからといって誰かから移されたとは限りません。何故なら、ヘルペスウイルスはそこかしこに存在するごく身近なウイルスであるからです。

 

水ぶくれや腫れといった口唇ヘルペスの病変部位にはヘルペスウイルスが活性化・増殖しており、そこに触れたりすることで移ることは間違いありません。もちろん口唇粘膜同士の接触となるキスをすれば移る可能性がありますし、ヘルペスが発生している部位を触った後にしっかり手を洗わず自分のくちびるに触れたりしても感染する可能性があります。しかし、その確率は想像するほど高くありませんし、ヘルペスウイルスに対する抗体を持っていて免疫力が正常な人にはかなり感染しにくく、キスはともかく同じ空間で生活しているだけでそうそう移るものではありません。

 

逆に、感染者から簡単にヘルペスウイルスを移されるような免疫状態では、そこかしこにいるヘルペスウイルスに自然感染して発症する可能性もあります。したがって口唇ヘルペスを発症したからといって、その感染源を突き止めることは容易ではありません。口唇ヘルペス予防に私たちができることは、皮膚・粘膜の健康状態を保ち、免疫力を高く保ち、そして手や感染しやすいくちびるなどをこまめに洗って清潔に保つことです。ヘルペスウイルスに接触しても、短時間で洗い流せば感染は成立しません。